ホワイトニング

ホワイトニング完了後の白さを保持するためには患者さま自身による「セルフケア」と、歯科のプロが担当する「プロケア」の双方が必要で、効果を長持ちさせる秘訣につながります。

患者さまご自身のケアとして「生活習慣や食生活によるステインの再付着防止」と「丁寧な歯みがき」がキーポイントとなります。

歯みがきに自身がない方でも、お役に立てるようしっかりサポートします。さらにタバコ・コーヒー・ウーロン茶・ワインなど嗜好品を頻繁に摂取するとステイン付着が加速し、後戻りが速まる場合もあります。

しかし、厳格な制限は患者さまに精神的なストレスを与えてしまうこともありますので、考慮しつつ、適切な歯みがきの方法や、ホワイトニングの効果のある歯磨き剤を当院ではオススメしており、一定レベルの白さを維持できるようにお話をしております。

多数の臨床をこなして得た経験が、歯を白くすることで予想外の副次効果もうまれます。色調を改善したことがきわめて有効なモチベーションとして作用し、指導なしにプラークコントロールを完璧にこなす患者さまも多くいらっしゃいます。

｢美しさを保ちたい」という願望が、知らず知らずのうちにセルフケアに対する関心度を高めることにつながっているんだと感じております。

半年に一度は歯医者による定期的メインテナンスは「PMTC」(メカニカル・クリーニング)と後戻りに対処する「タッチアップ」から構成されています。

｢PMTC」は、日ごろの蓄積された磨き残しや、生活習慣や食生活で付着したステインを除去して、後戻りの予防につながります。

｢タッチアップ」は定期的にホワイトニングを反復して効果を維持する方法です。ホームホワイトニングの場合は半年に一度を目安として、薬剤を1～2日間作用させればよいものとされています。

効果の後戻りは治療完了直後から起こり始め、さらに患者さまの誰もが治療完了時の白さに目が慣れてしまい、実際の変化よりもはるかに速いスピードで後戻りしたように思い込んでしまう傾向にあります。

このような無視できない感覚的あるいは感情できな問題もタッチアップをすることで、効果持続させる方法をご提案しております。